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あなたがすきでたまらない
第19章 月に叢雲花に風
取り敢えず師範からは遠ざけられた

で、俺は今ピンチ

だって・・・
クラスメイト二人に俺達の馴れ初め聞かれてんだもん
取りあえずと入ったファミレス
向かいあう幼馴染カップル
新米カップルの俺達

おかしいな?
彼女が横に居るってだけで、こんなに緊張するもんなのか?
いつもは、お前らカップルを笑って冷やかしてさ?

・・・謝るよ
謝るからさ?

そんな興味津々で俺達を見ないで欲しい
今までの俺がいかに悪かったか・・・身をもって思い知らせれてるよ


「「で?付き合ったの??」」

二人して同じ事を聞くな。
見りゃわかんだろが!!
俺は注文した昼飯が届くまでの合間に、さっきドリンクバーでいれてきたジュースを喉元に注いで無言を貫き通した

俺の彼女の新米は・・・
(新米彼女と言いたいけれど、どっちでもいい)
は・・・
ドリンクバーに忙しい
そんな所も可愛らしい

「・・・紺野さん?」

「はい!!」

勢いよく答えてくれる

「従妹ちゃん・・・がさ?俺の・・・彼女になって・・・くれてさ?」

俺は空っぽになったジュースを吸い上げた

「そ、それで?」

「つ、つきあってる。・・・と、俺は思ってる」

メガネかけてたかな?
エア眼鏡だったかな?
彼女とのデートだったから覚えてない
緊張して

つい・・・癖で、俺はありもしないメガネを上げる仕草をした
・・・落ち着くから

勘弁してくれ・・・
見りゃわかんだろ?
俺だって。カレカノなんて慣れてないんだよ

「多田君のそんな感じ・・・新鮮だね」

「ど、どういう意味?」

「言葉通りだけど?」

紺野さんの余裕な感じに俺はビクビクしてる

「・・・えっと・・・付き合ってもいい?俺ら」

「ってか、付き合ってんでしょ?」

「・・・うん」

「宝を大事にしてあげて?ずっと多田君ラブだったからさ?」

マジか!!
初耳でもっと聞きたいんだけど!!
何気なく言ってくれるよね。紺野さん。
俺、詳しく聞きたいんだけど?

「ま、マジで?」

思った事を口にしてみる

「・・・宝さ、可愛いし?引く手数多じゃん?けど・・・恋愛には疎いんだよね~~。だからさ?多田君よろしくね?」

「よろしくされていいの?俺で?」

「宝には多田君じゃなきゃダメだよ?」

直哉・・・今までからかってごめん
紺野さんめっちゃいい人
俺の彼女の従妹なだけあるわ
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