この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シミュレーション仮説
第1章 性欲に翻弄される少女
土手を少し歩いた先の橋の下。この辺りは目の前の高層マンションのせいで日当たりが悪く、いつもじめじめとしている。散歩やランニングで通りがかる人もほとんどいない。
陽一は告白の答えが欲しかった。そういう話なら人が少ないところがいいと思って美憂をここに連れてきた。
二人は橋の下に並んで腰を下ろす。人の気配もなく、時折橋の上を通る車の音が聞こえるだけで他に誰もいない空間。
「あのさ…こないだの返事なんだけど」
「うん…あの」
陽一はありったけの勇気を振り絞って問いかけた。まだ女性との交際経験はなく告白したのも初めてだった。
告白された時、美憂は断るつもりでいた。好意を伝えられたのは嬉しかったが自分にはまだ早い、とそう思っていた。
しかし今日の美憂は昨日までの美憂とは違う。
男に滅茶苦茶に犯されてみたい。
そればかりを考えている。
その相手として陽一は不足はない。しかし、だからといってそんな理由で陽一からの告白に肯定的な返事をしてもいいものかどうか。
だから、やっぱり断らなければいけない。
陽一が勇気を振り絞ったのと同様、美憂も性欲に吹き散らされそうな理性をかき集めてそう結論付けた。
陽一は告白の答えが欲しかった。そういう話なら人が少ないところがいいと思って美憂をここに連れてきた。
二人は橋の下に並んで腰を下ろす。人の気配もなく、時折橋の上を通る車の音が聞こえるだけで他に誰もいない空間。
「あのさ…こないだの返事なんだけど」
「うん…あの」
陽一はありったけの勇気を振り絞って問いかけた。まだ女性との交際経験はなく告白したのも初めてだった。
告白された時、美憂は断るつもりでいた。好意を伝えられたのは嬉しかったが自分にはまだ早い、とそう思っていた。
しかし今日の美憂は昨日までの美憂とは違う。
男に滅茶苦茶に犯されてみたい。
そればかりを考えている。
その相手として陽一は不足はない。しかし、だからといってそんな理由で陽一からの告白に肯定的な返事をしてもいいものかどうか。
だから、やっぱり断らなければいけない。
陽一が勇気を振り絞ったのと同様、美憂も性欲に吹き散らされそうな理性をかき集めてそう結論付けた。