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シミュレーション仮説
第2章 神を信じた男
 カシャ、カシャリ。撮影音が部屋に響く。その音が響くたび香澄がピクっと体を震わせ短い嗚咽を漏らす。

 いつの間にかスカートが捲り上がって下着が丸見えになっている。胸に痛みを感じてもがいた時に捲り上がったのだろうか。今すぐにでも直したいが身動きをするのが怖い。

 信二に再び胸をこねくり回される間も香澄はじっと耐えた。時折漏れる悲しそうな声と信二の舌が動く音だけが香澄の耳に聞こえてくる。

 信二の手は胸から下に滑り美しい曲線でくびれる腰を通り、胸同様柔らかい尻をぎゅっと掴む。

 そしてその手がまた股間へと進む。

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