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シミュレーション仮説
第2章 神を信じた男
「手、どかして」
「い、嫌です…」
「もっと見えるところにキスマークつけようか? 首のあたりとか、どう?」
「それは…」
「明日からの撮影、困っちゃうよね」
「…」
「手をどかして」
がくがくと香澄が震える。犯されるのも嫌だがそれ以上の、狂気のようなものを信二から感じる。まるで人を人と思っていないような、そんな態度。そんな男に最後までされてしまうのは絶対に嫌だった。
信二を怒らせないようにしてどうにか満足してもらうしかない。
香澄は観念して胸を覆う手を解いた。
「い、嫌です…」
「もっと見えるところにキスマークつけようか? 首のあたりとか、どう?」
「それは…」
「明日からの撮影、困っちゃうよね」
「…」
「手をどかして」
がくがくと香澄が震える。犯されるのも嫌だがそれ以上の、狂気のようなものを信二から感じる。まるで人を人と思っていないような、そんな態度。そんな男に最後までされてしまうのは絶対に嫌だった。
信二を怒らせないようにしてどうにか満足してもらうしかない。
香澄は観念して胸を覆う手を解いた。