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シミュレーション仮説
第3章 夫への愛を失くした女
篤志の妻、恵子はぐったりとベッドに横たわっている。
篤志と結婚して数年。見た目も稼ぎもよく自分に対しても優しい篤志は恵子にとって自慢の夫だった。しかしたったひとつだけ不満を抱いている。
篤志の性欲が強すぎるのだ。
毎日毎晩体を求められ、その頑強な体に激しく責められる。
さらにそれが一度では終わらない。まだ子供がいないのをいいことに就寝前だけではなく、仕事からの帰宅直後や夕食後、入浴時に求められることもある。何の予定もなければ一日中続くこともあった。性欲旺盛な中学生でもここまでは続かないだろう、というほど篤志は恵子を責め続けた。
通常「犯す」という言葉は夫婦間の性行為では使わないだろう。しかし恵子にとっては自分の様子などお構いなく激しく何度も責め立てられればそれはまさに「犯された」という表現も大袈裟ではないような気がする。
恵子は篤志より十歳下の三十四歳。篤志よりもずっと若い恵子のほうが耐えられなくなってきていた。
いっそ浮気でもしてくれればいいのに。それか風俗にでも通ってくれれば。
しかし篤志は強すぎる性欲以外は完璧な夫だった。家事も手伝ってくれるし近所でも評判のいい夫だ。恵子を家事に縛り付けるわけでもなく習い事も自由にさせてくれる。
それでも恵子は真剣に離婚を考えている。
このままでは夫の責めに殺される。
誰にも言えない悩みを抱えたまま抱かれる日々が続き、そしてある日、篤志の体に異変が起こった。
篤志と結婚して数年。見た目も稼ぎもよく自分に対しても優しい篤志は恵子にとって自慢の夫だった。しかしたったひとつだけ不満を抱いている。
篤志の性欲が強すぎるのだ。
毎日毎晩体を求められ、その頑強な体に激しく責められる。
さらにそれが一度では終わらない。まだ子供がいないのをいいことに就寝前だけではなく、仕事からの帰宅直後や夕食後、入浴時に求められることもある。何の予定もなければ一日中続くこともあった。性欲旺盛な中学生でもここまでは続かないだろう、というほど篤志は恵子を責め続けた。
通常「犯す」という言葉は夫婦間の性行為では使わないだろう。しかし恵子にとっては自分の様子などお構いなく激しく何度も責め立てられればそれはまさに「犯された」という表現も大袈裟ではないような気がする。
恵子は篤志より十歳下の三十四歳。篤志よりもずっと若い恵子のほうが耐えられなくなってきていた。
いっそ浮気でもしてくれればいいのに。それか風俗にでも通ってくれれば。
しかし篤志は強すぎる性欲以外は完璧な夫だった。家事も手伝ってくれるし近所でも評判のいい夫だ。恵子を家事に縛り付けるわけでもなく習い事も自由にさせてくれる。
それでも恵子は真剣に離婚を考えている。
このままでは夫の責めに殺される。
誰にも言えない悩みを抱えたまま抱かれる日々が続き、そしてある日、篤志の体に異変が起こった。