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終わりの向こう側
第3章 相性
次の日、妻は病院へ行った。
会社から帰宅した時、玄関で
「あなた~♪やっぱり
赤ちゃん出来てたよ~♪」
嬉しそうな笑顔で
俺に抱き付いて来た。
「俺は知ってるんだ。あの時、
お前たちは快楽に負けて子作りを
してしまった事を」
そう心の中で呟きながら
「そうか!嬉しいよ。
やっと子宝に恵まれたんだな!」
その後も妻に気付かれないように
携帯のメールをチェックしたが
高木からの連絡はなかった。
もちろん偽高木のパソコンの方も
音信不通のままだった。