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終わりの向こう側
第3章 相性
何と高木も妻に俺たちの事を
話したそうだ。

高木の妻、千夏さんは
「それだったら私も相手の
旦那さんの子供を産まなければ
不公平じゃない?」

これには高木も何も
言えなくなったそうだ。

俺「そうか。悪かったな。
今回の事は忘れてくれ」

そう言って電話を切って妻に
事の次第を話した。

妻「そうね。自分たちの都合で
相手の家庭を壊しちゃいけないわ」

妻も納得したようである。

しかし、この件はこれで
終わらない。

数日後、千夏さんから直接、
電話を受けた。

可愛らしい声で
「お申し出、お受けします」と。
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