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終わりの向こう側
第3章 相性
私は妻を愛している。でも、
千夏さんも愛している。
しかし、それは種類の違う愛だ。
妻と別れて千夏さんと一緒に
なりたいとは思わない。
妻はあくまでも京子であり
千夏さんは愛人である。
そして、親友の高木の奥さんだ。
このスタンスはこれからも
変わらない。
取り敢えず温泉に来たんだから
温泉に浸かる事にした。
この旅館には男湯、女湯、
そして貸切の混浴がある。
受付に訊くと運良く混浴は
空いていると言う事なので
早速、予約を入れて
行く事にした。