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第4章 妻の幸せ

いつ頃からか押尾の家からはあまり
声や音が聞こえて来なくなっていました。

たぶん、もう私に自分たちの
仲の良さを知らしめる必要が
なくなったので意識的な事を
しなくなったんでしょう。

私にとっても押尾と友里の関係は
もう、どうでも良い事です。

とにかくビデオを観る事に
しました。

食事を済ませシャワーを浴びて
いつでも寝れる体勢です。

画面にはいきなり婚姻届が
映し出せれました。

アップになります。

押尾の署名は既に
書かれてあります。

テーブルに座った友里の前に
置かれました。

友里がそれに署名しています。

書き終えました。

思った通りの映像でした。