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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
次の日の日曜日は
普通の休日というような感じで
過ぎていきました。
家に妻がいなくて代わりに
早百合が妻の役目をしています。
私はテレビを観たり、
ネットサーフィンを楽しんだりで
特に早百合と関わることは
ありませんでした。
しかし、妻がいる時より気持ちが
落ち着いている自分を感じていました。
「今頃、妻はどうしているんだろう?」
ふと、そんなことを思いました。
この状況になってやっと冷静に
妻のことを考えられるようになった
気がします。
もう私は妻を愛していないんでしょうか。
気持ちのどこかでまだ妻を
愛しているように思います。
実際に妻と別れられるかといえば
答えは「NO」です。
離婚はしたくありません。
しかし、私の専有物だった妻が
他の男に抱かれたことが許せず、
そればかりか中出しまで許したことが
何とも気持ちが悪いのです。
穢れてしまった心と体が
元に戻ることを望みます。
しかし、それは無理な事。
であれば、なんかの形で償わせたいのです。
とにかく今の状況、
妻と彰が行った事実を壊したいのです。
ではどうすれば良いのでしょうか。
わかりません。
普通の休日というような感じで
過ぎていきました。
家に妻がいなくて代わりに
早百合が妻の役目をしています。
私はテレビを観たり、
ネットサーフィンを楽しんだりで
特に早百合と関わることは
ありませんでした。
しかし、妻がいる時より気持ちが
落ち着いている自分を感じていました。
「今頃、妻はどうしているんだろう?」
ふと、そんなことを思いました。
この状況になってやっと冷静に
妻のことを考えられるようになった
気がします。
もう私は妻を愛していないんでしょうか。
気持ちのどこかでまだ妻を
愛しているように思います。
実際に妻と別れられるかといえば
答えは「NO」です。
離婚はしたくありません。
しかし、私の専有物だった妻が
他の男に抱かれたことが許せず、
そればかりか中出しまで許したことが
何とも気持ちが悪いのです。
穢れてしまった心と体が
元に戻ることを望みます。
しかし、それは無理な事。
であれば、なんかの形で償わせたいのです。
とにかく今の状況、
妻と彰が行った事実を壊したいのです。
ではどうすれば良いのでしょうか。
わかりません。