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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
私「ちょっと待って下さい。
いきなりでは心の準備が
できていません」

「何を言ってるのですか
男一人の家へ来るという時点で
こうなることは解っていたのでは
ないでしょうか」

私「それはそうでしょうけど
いきなり過ぎて戸惑っています。
それにこれ以上、私は主人を
裏切りたくはありません」

「しかし、よく考えてみて下さい。
過去には戻れません。あなたは
彰と出会う前には決して戻れないのです。
だったら前へ進めばどうでしょうか?」

この時は布団に組み敷かれた状態でした。

私「前へですか・・・。」

確かに清水さんのいうことは解りますが
私はこれ以上をあなたを傷つけたくないので
「それはできない」という旨を言いました。

そうしたら清水さんは・・・。
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