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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
ゆっくりと腰を前後左右、そして
回転させる早百合。

「積極的じゃないわ。あくまでも
イニシアティブはあなたに預けているから」

膣口を締めながら穏やか笑顔で
見下ろしてきます。

私「なんだか早百合に
操られていたようだな俺は」

「そんな事ないって~。でも、
急に彰ちゃんが出現した時は焦ったわ。
本当に最後と思った」

私「その前にもこれが最後って
何回か言ってたよな」

「当然でしょ、そう言うのが
当たり前だもの」

私「全然、最後にするつもりは
なかったんだろ?」

「うん、えへへ。一度裏切ってしまったら
二度も三度も同じじゃない?
100点は間違いが0だから凄いけど
99点は1点のマイナス。
1×100万=100万だけど、
0×100億=0。
100%で無くなった時点でもう
元へは戻れないからね」
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