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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
私「次の日、どうして来た?」

「あなたが来いって言ったから」

私「前日に犯された相手の言うことを
信用したのか?本当にそれで
解決できるとでも・・・。」

「思っていなかったわ」

私「ということは俺と・・・。」

最後まで言い終わらない内に
「そうよ。また、抱かれたかったの。
もう主人に対しての操を失ったから。
心の歯止めが利かなくなったの。
『私、主人を裏切った。浮気をしちゃった』
って思うと物凄く感じたの。
今までにないくらい興奮した。
不倫をする人を軽蔑してたけど
自分も経験して不倫に走っちゃう
人妻の気持ちがわかったわ~。」

私「そうか。でも、なかなか
素直にならなかったな」

「当り前よ。後ろめたさはあるから。
いけない事をしてるんだし、
自分から積極的にはできないよ」

私「でも今は積極的になってるじゃないか」
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