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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
「裕子さんと彰ちゃんが
ああなったのはある意味、
仕方がないことに思うわ。
初めに聞いた時には
年上女が二十歳そこそこの子供を
誑(たぶら)かせたと思った。
でも、よく事情を聴いてみると
裕子さんには青春がなかったみたいよね。
彰ちゃんも初心で女性に対して
免疫がなかったところに優しくって
我儘を聞いてくれる年上女だもの。
一途に走っちゃっても仕方がないと思うわ。
だからあの二人にとって二人の出会いは
青春期の恋愛そのものだったと思うの。
お互いに求めていたものが合致して
結びついたんだと思う。
そういうチャンスがやって来て
ドンピシャ、ハマっちゃったのよ。
確かにいけないことだけど初心者ほど
ハマっちゃったらどうしょうもなく
突っ走っちゃうのよね。
だから許してあげて欲しい」
ああなったのはある意味、
仕方がないことに思うわ。
初めに聞いた時には
年上女が二十歳そこそこの子供を
誑(たぶら)かせたと思った。
でも、よく事情を聴いてみると
裕子さんには青春がなかったみたいよね。
彰ちゃんも初心で女性に対して
免疫がなかったところに優しくって
我儘を聞いてくれる年上女だもの。
一途に走っちゃっても仕方がないと思うわ。
だからあの二人にとって二人の出会いは
青春期の恋愛そのものだったと思うの。
お互いに求めていたものが合致して
結びついたんだと思う。
そういうチャンスがやって来て
ドンピシャ、ハマっちゃったのよ。
確かにいけないことだけど初心者ほど
ハマっちゃったらどうしょうもなく
突っ走っちゃうのよね。
だから許してあげて欲しい」