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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
『まだ‥‥という事は心当たりがあるようだね朔夜叔父?』
「なんて言えば良いのか‥‥」
少し思い付いてベッドから降りてリビング‥‥正確にはキッチンへと歩く‥
後リュカに遠藤の話はと思い、場所を変えようと思った。
「・・・
今日の演奏者が遠藤と知り合いだったらしくてな、遠藤に告白したが振られたと泣いていた‥
一度でも何だかの関係があったのは確かだろう、話に紛れていたが遠藤も複雑な顔をしていたからな」
『・・・
そういう事か、一時期遠藤も色々とあった、今は止めたが‥‥そうか、はっきりと振ったのか‥』
紀永も複雑そうな声‥
俺も紀永も遠藤の危うさには気付いている、今回は普通に理性が働いたようだが。
「それは仕方が無かったとしか言いようが無いだろう‥
遠藤があのままでは、誰が何を言っても無駄な事、逆に良く弾けたのを抑えたもんだ」
『私では無い、抑えたのは美紀‥
遠藤と何か約束をしたらしい、今のところ遠藤も大人しくそれを守っているが、それも何時まで保つか分からない』
紀永では無く嬢ちゃんが遠藤を抑えた?
抑え切れなくなった遠藤を、どうやって嬢ちゃんは抑えたんだ??
「・・・・・
紀永‥‥まさか嬢ちゃん、自分の身でなんて事は‥‥」
『・・・・・
そのまさかだ‥
キスまで‥‥その変わり外で遊ぶ事はしない、それが美紀が遠藤と交わした約束‥
その約束自体は私は目を瞑る事にしたがね、美紀に掛かる負担の方が気掛かり』