この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
俺が考えた事が見事に的中、嬢ちゃんは選択を迫られたら自分を犠牲にする方を選ぶ。
遠藤もそうだが、嬢ちゃん自身の危うさも心配の種の1つ‥
弱い訳では無い、普通より何倍も強い嬢ちゃんは、溜め込むのも普通の何倍。
「一度は‥‥遠藤を何とかしないと駄目だろうな‥
今のままで行けば共倒れの可能性もある、嬢ちゃんも遠藤も倒れられたら本当に回らなくなるぞ?」
『それは分かっているが、中々手が出せない場所‥
下手な事をすれば、どちらも傷付く結果になりかねない、遠藤が抑えている内は静観になるだろう』
「良いのかそれで‥‥お前が‥‥」
『言ったね目を瞑ると‥
これ以上美紀に負担を強いるのは私の本意では無い、それに遠藤の事は美紀から話を聞いた上での黙認、それこそ今崩す訳にはいかない』
「・・紀永お前・・」
『今が一番大切な時、それを崩してしまえば後々まで影響してしまう、そう私は判断した‥
それにしても、その件の女性だが、その後はどうしたんだい?』
やれやれ、やっぱり紀永は誤魔化せ無いか‥
俺以上に感と読みは良いと来た、伊達や酔狂で会長まで上り詰めた訳じゃない、この確かな能力が会長職を引き寄せた。
「あ―
今は俺と一緒に居る‥
ついでに言えば、遠藤に返してやらんぞ」