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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「会長も?」
「ああ‥‥あの似た者同士め、からかいたいのか?」
「くすくす‥
会長の事になるとムキになるのね朔夜は‥」
「ムキに‥‥
そんな風に見えるか?」
紀永とは何時もの事で、ムキとは思っていない‥
一番何でも話す紀永と、ずっとそうして来た叔父として、仕事のパートナーとして。
「話し方が本気‥‥と言った方が良いのかしら、声を聞いていたら本気だと思ったの」
「・・リュカの感の良さを忘れそうになっていた‥
確かに本気だお互いに、そうしなければ保たないんだよ早乙女が‥
早乙女を守る為に互いに目を瞑り手を組む、それが俺と紀永の関係、本筋で動けるのはもう2人しか居ないんだ」
「守る為、だから・・・」
「遠藤も嬢ちゃんもまだ未成熟、せめて成熟するまで今を維持しなきゃならん‥
それが今の俺達世代のやるべき事、それには紀永も同意している‥
嬢ちゃん‥‥紀永の娘を時期会長にする為、女性という点以外は全ての能力は紀永より上であり、今は遠藤と言われいるが遠藤は隠れ蓑に過ぎない、嬢ちゃんの本当の能力を隠すのが遠藤の役割なんだ‥‥リュカには辛い現実だがな」
金の卵を孵化させるのが俺達の仕事‥
嬢ちゃんも遠藤もまだ卵のままで、嬢ちゃんが早乙女美紀として世に出るまで、俺と紀永は守ると誓った。