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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第1章 クリスマスイブの幻ー恋とピアノとの狭間
「おかしいでしょうか?」
「違う違う‥
今はベジタリアン指向だし合ってるとは思うけど、それだけの仕事量をこなして、野菜だけじゃ疲れないの??」
「好みの問題なだけで、普段は早乙女邸の食堂で普通に食べています」
「あ、そうだよね‥
苦手な魚類も知らん顔して食べてるって‥」
夏の休暇話を覚えてらっしゃったとは、これは私も少々意外‥
サラッと聞き流しているものだと思っていた。
「好みでは無いだけで、食べないとは言ってません‥
出された物は残さず食べる、これが基本だと私は思いますが‥」
「くすっ‥
真面目な遠藤さんらしい‥‥」
「・・そこまで真面目では無いですよ私は、現にこうして・・」
「えっ?
きゃっ!!」
こうして美紀様の腕を取り抱き締めるくらいには、私は真面目じゃ無い。
「気付きませんか?
先ほどから頬にクリームを付けている事に、美味しそうに付いていますよ美紀様?」
「・・・あっ・・・」
抱き締めながら、唇で舌で美紀様の頬に付いているケーキの生クリームをペロリと舐めた‥
唇を這わせ、舌をゆっくり動かして。