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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第1章 クリスマスイブの幻ー恋とピアノとの狭間
「遠藤‥‥さん‥‥」
「このまま美紀様にキスをして良いですか?」
「・・・うん・・・」
確執を取ってから、美紀様の唇に私の唇を重ねる‥
触れているだけでも柔らかい唇、何度も何度も角度を変えて触れ合う私の唇と美紀様の唇。
・・・約束・・・
美紀様に何も出来ない鬱憤晴らしに、私は休日に外に出て女性を誘い1夜だけの関係を持っていた。
それを何の偶然か美紀様に見られてしまい、私はずっと隠していた本心を美紀様に言う事になってしまった。
それを聞いた美紀様の行動、それは‥
キス以上は無理だけど、こうして抱き締めキスを交わす事を条件に、外であの様に遊ぶ事を止める、それが美紀様が私に向かって言い出した約束。
何人の女性を抱くよりも、触れるだけでも良いから美紀様の条件を飲む、それが私が出した答え。
キスだけで十分興奮出来る‥
キスだけで十分満足出来る‥
それは美紀様だから‥
幾ら女性を抱いても感じなかった満足感、それを美紀様は私に与えてくれる。
ズルいのは分かっている、どっち付かずで美味しいところ取り‥
見る人が見れば、私はそう言われるだろう。
それくらいは覚悟している、それでも私は美紀様に触れたい。