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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと
「おかしいでしょうか?」
「違う違う・・・」
そういう意味で言った訳じゃ無い、私はただハードスケジュールの遠藤さんの体力が心配になった、野菜だけじゃ保たないでしょう??
「好みの問題なだけで、普段は早乙女邸の食堂で普通に食べています」
「あ、そうだよね‥
苦手な魚類も知らん顔して食べてるって‥」
あ、これ言ったら不味かったかな?
魚類苦手は、早乙女邸では隠しているんだよね遠藤さんって、苦手な物も根性で食べる本当に遠藤さんって我慢強いんだからっ!
「好みでは無いだけで、食べないとは言ってません‥
出された物は残さず食べる、これが基本だと私は思いますが‥」
流石‥‥
こんな事は遠藤さんじゃないと言えないよ‥
こんなところはしっかり真面目、遠藤さんの七不思議。
「くすっ‥
真面目な遠藤さんらしい‥‥」
思わず言葉に出ちゃったけど、遠藤さんの方は複雑顔、そして顔付きが変わった。
「・・そこまで真面目では無いですよ私は、現にこうして・・」
「えっ?
きゃっ!!」
真顔になった遠藤さんに腕を引かれ、私は遠藤さんの腕の中‥
私‥‥やっちゃった、遠藤さんに火を点けてしまった、こういうところは全く学習能力が無い私。