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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと
「気付きませんか?
先ほどから頬にクリームを付けている事に、美味しそうに付いていますよ美紀様?」
「・・・あっ・・・」
そう言った遠藤さんは、私の頬をペロリとひと舐め、それもワザとゆっくりと舐め取っていく。
「遠藤‥‥さん‥‥」
「このまま美紀様にキスをして良いですか?」
その質問は私に拒否権は‥‥無い‥‥
そう約束させたのは私、遠藤さんを縛ったのは‥‥私‥‥
「・・・うん・・・」
同意の言葉を口にすれば、遠藤さんの唇が私の唇に重なった、何度も何度も確かめるように角度を変えて触れ合う。
「・・・んっっ・・・」
「美紀様の唇、何時もより甘いですね」
「それは‥‥ケーキを食べた後だもん」
「ああそうでした‥
甘い物は得意ではありませんが、美紀様の甘い唇は好きですよ」
「えっ‥遠藤さんっ‥‥んんっ‥‥」
この時の遠藤さんは、何時もの雰囲気とは違う‥
普段は隠している男性の魅力全開で、私でさえ甘く囁かれて恥ずかしくて真っ赤になるほど。
そんな私を見て、遠藤さんは妖艶に微笑み、私にまたキスをする。
「もっと深く甘い美紀様を味わいたい・・・」
「んっ‥‥はぁぁ‥‥」
言葉通りに遠藤さんは行動に移る‥
舌を絡み取られ、唾液まで混ざり合って、どちらか分からなくなるくらいの、激しい責めるようなキス。