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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



時間はもう21時過ぎくらい、クリスマスイブが終わるまで後3時間‥
本当は会長室に来てから、デスクの上に携帯を置いている。


前は普通に使っていたけど、今はメインはスマホに変わり、それでも持ち続けている携帯端末‥
私の大切なお守り、これで何度も助けられた。


今は紀永との連絡にしか使っていない、でも早乙女邸で管理しているGPSは健在‥
だからお守り、18才の頃から手放した事が無い、留学の頃でも持っていた大切な物。



「・・・・・」


何度も電話かメールをしようとした‥‥紀永に‥
だけど帰れないのに期待を持たせてもと、結局はデスクに置きっ放し。


そんな最中に、遠藤さんと朔夜叔父様が連続的に来て、やっぱり携帯は置きっ放しのまま手に取る暇も無くなっちゃった。



「んー
後1時間半くらいで終われるかなぁ??」


今日は本当に目処までて終わりそう、それとも深夜になるのを分かっていて続ける?
どっちが良いのか、私だって判断に苦しむ時はあるよ??


仕事に切りを付けるのは私自身、特に会長室の仕事は時間自由だから、私の一存に任せられている。


だから少し頑張り過ぎるのは理解しているけど、でもやっぱり紀永の手助けにはなりたいし。


昼間の事を認めて貰ったんだから、本来予定されていたこっちも、しっかりこなさなくちゃいけないでしょう?



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