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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第1章 クリスマスイブの幻ー恋とピアノとの狭間
深く深く・・美紀様の舌を追い掛ける・・
合わさる唇が・・私に熱さを伝えて来る・・
このまま・・美紀様の全てが欲しいと思う・・私の思い・・
(・・・いけない!!)
ハッと気が付いて、私は美紀様の唇を離した!
「はぁ‥‥はぁ‥‥」
「遠藤さん‥‥」
このまま続ければ、私は私を止められなくなる、それは美紀様の約束を破ってしまう事、それをしては・・いけない・・
「・・・もう少しだけ・・・
もう少しだけ、こうして抱き締めさせて下さい、クリスマスプレゼントだと思って・・」
美紀様を抱き締めたまま、その肩に顔を埋めて、少々過ぎた自分を律する。
一線を超えてはいけない
それは私自身が決めた事、美紀様を会長を裏切る気は私には無い‥
だからこそ敷いた私なりの一線。
「・・クリスマスイブなんだよね・・」
そう言って美紀様は私を抱き締めてくれた‥
こんな事は初めて、私が美紀様を抱き締めても、美紀様が私を抱き締めた事は今まで一度も無かった。
(本当にクリスマスプレゼントですね)
熱くとも、心休まる美紀様のぬくもり‥
私には一番のクリスマスプレゼント、ですからもう少しだけこうして居させて下さい。