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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



「ん・・・紀永・・・」


「美紀、着替えは何処‥‥‥っ!?」


虚ろな美紀が、いきなり私に抱き付いて来て‥
いったいどうなっているのやら??



「・・・やっぱり・・・紀永が・・・良い・・・」


「・・・美紀??」


「・・・遠藤さんも・・・朔夜叔父様も・・・クリスマスイブだって・・・でもやっぱり紀永とが・・・良い・・・」


なるほど‥‥
伊織も朔夜叔父も、会長室で美紀に囁かなクリスマスイブのお祝いをした訳で、逆に美紀としては寂しさが出てしまった‥‥これが美紀が無理にでも帰って来た理由。



「そうだね、私も美紀と一緒のクリスマスイブが良いよ」


「・・・うん・・・」


意識がはっきりあるのか無いのか‥
それでも美紀は、私だと認識して擦り寄ってくれる、私とすればそれが嬉しい。


間違えずに私だけ‥
美紀を女性としか見れない私、美紀しか愛せない私‥
そんな私に取れば、美紀の行動がどれほど愛しく心穏やかに、そして心踊るのは言うまでもない。



「・・美紀・・
あまりこうされると、抱き締めるだけでは済みそうにないのだが‥」


愛しているが故に‥
美紀の全てが欲しくなる‥
ましてや美紀は下着姿、私がやった事にせよ煽られるのは確か。



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