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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



「・・・
やはり寝て‥‥しまったね・・・」


イッた後、少し快楽の余韻に浸っていたと思ったら、美紀は何時の間にか私の腕の中で眠ってしまっていた。



「本当に無理をする‥‥」


美紀の着替えを探すのは断念し、眠った美紀をそっとベッドに横たえ、私の方は脱ぎ散らかした服を適当に着直し。


一緒に寝るのも良いが、朝を考えると美紀1人で寝かせてあげる方が良い、それに用意した物も持って来たい。


美紀の部屋から一旦出て、隣の私の私室へ入り、クローゼットの中に隠していた物を取り上げた。



「留学の頃から同じ物をして離さないからね、これを見たら離してくれるかな?」


手に持ったのはプレゼントの小箱、クリスマスの為に密かに用意していた物だ。


中身は腕時計‥
留学最中に、私が気紛れで購入し美紀にプレゼントしたTIFFANYの腕時計、社会に出ても美紀はあれを離さない。


だからこそ用意して見た、同じTIFFANYのXmas限定品‥
生産100と知って、随分前から手を回していた、美紀を喜ばせる為に。


それを持ってまた美紀の部屋へ戻り、少し考えラッピングを外して、美紀の手に腕時計を握らせる、ついでに小箱はその隣に置いたが。



「くすっ‥
驚くかな??」



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