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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第1章 クリスマスイブの幻ー恋とピアノとの狭間



社長は驚き納得顔‥
会長と美紀様の会話の主力はコンピューター学、それも世界的最高レベルなのだから、会話の中に入れる者などそうは居ない。


私も基本くらいは理解出来るが、あのレベルになれば口出し1つすら難しく、大概はお茶汲み係と化すのが常。



「俺も専門外‥‥というか、俺はハードであってソフトでは無い‥
ソフト先行でハードは軽視されがちだが」


「ハード無くしてソフトは成り立ちません社長?
ですから会長は社長を重要視する、どちらも国際レベルでしょう」


「色んな意味でお前もな」


「私はただの秘書ですので‥」


「ぬけぬけと‥
これを会長が知ったら、またお小言くらい食らうだろうよ」


「ご心配なさらずに‥
そんな時は、社長お得意のセフレの1人に会って見たと答えますので‥
どちらが不味いでしょう?」


「はぁ‥‥
相変わらず‥‥
俺に弄られるのが、そんなに嫌か遠藤‥‥いや伊織‥‥」


「名前呼び‥
子供の頃から散々言っている筈、鬱陶しいのは苦手ですと‥‥‥朔夜叔父‥‥」


「お!
漸く言う気になったか、だったらこの程度で勘弁してやるか‥」


「・・十分です・・」


社長は私に、何が何でも朔夜叔父と呼ばせたがる、勿論美紀様にも‥
早乙女内の風習とは分かっていても、嫌なものは嫌‥‥何時までも子供では無いのに。



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