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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第1章 クリスマスイブの幻ー恋とピアノとの狭間
「それは驚きだね‥
我慢強いが、少々やんちゃな伊織が言われて大人しくするとは‥‥くすっ‥‥」
「私は何時までも子供ではありません‥
抑えるべき事は抑えます‥‥しっかり反撃はさせて貰いましたが‥」
「やはり、やんちゃのままだよ‥
朔夜叔父も、そんな伊織だから構いたいのだろう、反応が面白い」
「・・会長のような冷静な対応とはいきません、もうこれは癖です」
「だからね面白いと思うよ、唯一朔夜叔父だけに刃向かう伊織が‥
私は止めないがね、叔父の楽しみを奪うつもりも無い」
「今日くらいです、後は何時も通りに対応します」
どうやら会長まで、私をからかって楽しみたいよう‥
流石に会長には適うとは思わない、穏やかなれど鞭撻それが会長。
諦めて部屋に戻る為に階段を登る‥
私の部屋は2階、丁度会長が居る階に当たる。
「おや?
もう反論は終わりなのかい??」
「社長で疲れ過ぎです、明日があるので早く休みたい心境です私でも」
「年寄り発言だよそれは、私より若い筈なのにね?」
「・・会長の体力に付いて行くのは無理です‥
私はそこまで鍛えていません・・」
毎日筋トレの会長の体力と一緒にされては、私の方が辛い‥
会長の体力は、時々私でさえ年齢詐称をしているのではと思う。
謎の会長と言われるが、中身は行動力豊か‥
ああ、先ほど出不精と言った事を思い出してしまった。