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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
昔話を思い出していると、本社までの道のりは早い‥
どうやら今日は、一番思い出したく無い事は、思い出さずに済んだ。
「・・一応仮契約という事にしておくか‥
相変わらず危ない交渉と、営業共は思うんだろう」
先ほどの商談内容を書式に変え営業に回す‥
生産ラインが完全確定してから本契約、それで営業に回した。
少しでも利を、そう考えれば少々強引な契約も必要悪‥
クラスター社は慈善事業じゃないんだ利益を上げてなんぼ、ましてや設備投資系は最小限に押さえたい。
「・・やっと終わりか、とんだクリスマスイブだ」
端末を落とす前に、何時もの癖の監視カメラチェック‥
何故癖か?
それは嬢ちゃんを会長室フロアーに上げる為。
俺は嬢ちゃんと言っているが、嬢ちゃんは紀永の1人娘で、現在紀永から会長室を預かり密かに仕事をしてる。
それに日中は1社員として、システム課でプログラミング担当‥
これは1社員から始めたいという、嬢ちゃんの強い意志だったそうだ。
だから表向きは養女先であった倉原の名字を名乗り"倉原美紀"とシステム課では呼ばれている‥
勿論早乙女の事はシステム課には秘密。
そんな理由で、嬢ちゃんをシステム課があるフロアーから、会長室フロアーに上げる為の手助けを俺と遠藤が担当し、こうして監視カメラを確認してから嬢ちゃんに連絡していた訳だ。