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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
そんな理由で、俺の方が嬢ちゃんに会うのが怖いのかも知れん。
理由を付けても、手折ってはいけない事は存在する、それが嬢ちゃん‥
もし俺が‥‥なんて事になったら、紀永は俺を本気で潰す。
(紀永だけじゃ無いな)
遠藤も同じく、俺に刃を向けるだろう‥
それに紀永は米国にまだ居るとも言った、何となくの感だが船上パーティーの時のあの軍人・・
顔色1つ変えず、簡単に人を撃ち抜いたあの男‥
あれが嬢ちゃんと関わりがあるんじゃないか?
男はそう思っている。
(本当に命が無さそうだ)
嬢ちゃんの周りの守護は強い。
一見何も手を出して無いように見えるが、紀永は本社内に自分の手の内を放っていて、さり気なく嬢ちゃんの守りに使っている様子。
本来は内部調査用だが、ついでに守れとでも言っているんだろう‥
本当に紀永は、嬢ちゃんにだけは過保護で甘い。
そんな俺も紀永の頼みを聞いた1人だ‥
本社入社に当たり、2重社員登録を聞かされ、会長室の事は協力すると言った。
そこは純粋に、少し遠いが姪っ子可愛さから‥
女性が少ない早乙女本筋での珍しい姪っ子だ、可愛く無い訳がない。
紀永にしても遠藤にしても、甥っ子可愛さから‥
俺に子供が出来なかった分、そっちが可愛く感じるんだろう。