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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
今更の事実かよ‥
遠藤も相当に葉山にやられていたという‥
考えて見れば、あの頃の遠藤はかなり思い詰めていた、原因は本当に葉山だったとは。
この辺りで、あの忍耐力が付いたんだろう‥
葉山も良くやったとは思う。
「今は遠藤さんと葉山さんって、仲が良いですよ?」
「・・嫌いでやった訳じゃ無い、遠藤を本気で使い物にしたかった‥
葉山の考えそうな事だ、その程度は俺にだって分かる」
「そうですね‥‥
葉山さん今は早乙女邸ばかりですし、遠藤さんにしてあげたかったくらいは私も分かります」
ケーキのせいか、今日の嬢ちゃんは随分と遠藤に拘る‥
普段は此処まで遠藤の話はしないのにだ。
「・・・
そんなにケーキが嬉しかったか嬢ちゃん?」
「・・・・えっ?」
「嬢ちゃんが、此処まで遠藤の話をするのは珍しいと思ってな‥
何時もはこんなには話さない」
「そう‥‥ですね‥‥」
??
複雑?
そう言った方が良いような嬢ちゃんの顔‥
俺は紀永や遠藤ほど、人の表情を読むのは得意では無いが、今の嬢ちゃんを見て複雑そうだってくらいは読み取れる。
(・・クリスマスイブだ、遠藤が何か嬢ちゃんに言ったか?)
遠藤が嬢ちゃんに気があるのは理解するが‥
あの遠藤が、簡単に嬢ちゃんに何か言う訳も無いとも理解している。