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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
だが、聞きたくなるのが人情‥
可愛い姪っ子に、こんな顔をされたら聞きたいに決まってる。
「・・遠藤と‥‥何かあったのか嬢ちゃん?」
「・・何か・・
・・一緒にケーキを食べました、それだけなんですよ朔夜叔父様?」
「本当か?
・・・いや止めた、また問い詰めてしまったら・・・」
「・・・朔夜叔父様・・・
あれは私も悪かったですし、気にしていません‥
逆に私は無意識でも、朔夜叔父様を傷付けて‥‥私の心の弱さなんですよね」
「嬢ちゃんは悪くない、あれは俺が招いてしまった事、あまり気に悩まないでくれ、俺の方も辛い」
「・・・はい・・・」
更に複雑な顔になる嬢ちゃん、どう言えば分かってくれるのか?
引き起こした俺では説得力が無いかも知れん、それも俺も恐れているかも知れんが、嬢ちゃんも恐れている。
「ケーキ‥‥今日はクリスマスイブだよな‥
・・・ちょっと待ってろ嬢ちゃん、良い事を思い付いた」
「??
朔夜叔父様???」
話を反らす訳では無いが、クリスマスイブで本当に良い事を思い付いた‥
ただケーキだけじゃ、嬢ちゃんが可哀想、上手く材料があると良いんだが。
嬢ちゃんを置いて俺が来たのは、同じ会長室フロアーのサーバールーム‥‥の隅にある小部屋。