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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
幾ら何でも社長の俺が、システム課の作業スペースを使う訳にもいかなく、この会長室フロアーを増設した時に、小さいながらも俺専用作業部屋を計画して貰った。
今はこのホストサーバーしか直接手を出していない‥
だからこそ細かい作業をする為に、こんな作業部屋が必要、これはハードエンジニアだった頃の名残。
中に入れば、配線や基盤、予備のサーバー部品の山‥
その中から探す、今日の‥‥クリスマスイブに使えそうな物を‥‥
「確か‥‥
材料サンプルの中に混じっていた筈‥
おっ、あった!」
雑然と置いてある物の中から、俺が取り出したのは細いグラスファイバー
これ自体に特別な加工は無い、数ある選択肢の中の1つとしてサンプル的に用意し使わなかった物。
「問題は土台と制御基盤、少しでも綺麗な方が良いだろ」
本来俺は技術屋‥
このホストサーバーも、俺とシステム課の一部で設計企画し作り上げた物。
素材の1つまで拘った、だからこんなにサンプル品が存在し残っている‥
更にと部屋の中を探し、丁度良い硝子の球体と土台になりそうな物も発見。
後は組み立て、これは俺の得意分野‥
この程度の制御など、大掛かりな物は必要なく、子供の玩具の延長のような小さな制御基盤1つで済む。
材料全てを組み合わせ、最後に硝子の球体を被せれば、大きくはないがグラスファイバー製のクリスマスツリーの出来あがり。
こんなのは造作もない。