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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
仕事馬鹿と言われればそれまでだが、こうして技術屋をやっている時が一番楽しい。
物作りが好きで、ガキの頃から色んな物を作った‥
中でも好きなのが、このサーバーと呼ばれる物。
作り方・使い方次第で無限の可能性を秘める宝箱‥
俺は宝箱に入れるより宝箱を作る方、今はハード展開もクラスター社の売りであり、様々な宝箱を俺は作った。
出来上がったツリーを持ち、正常に動くサーバーの中を歩く‥
24時間365日サーバーは止まる事無く動き、サーバーはプログラマー達によって夢を現実に変える。
そんな屋台骨が俺らしい、言っておくがクラスター社のホストサーバーは国内屈指の容量と演算能力を持つ、俺の努力の集大成。
拘り抜いた逸品、これが職人技ってやつだ。
「出来た出来た」
「朔夜叔父様、それって‥‥ツリー‥‥」
「まあ隣の作業部屋でのあり合わせなんだが、それなりに上手く出来たぞ?」
会長室に戻って来て、驚く嬢ちゃんを通り過ぎて、今出来上がったばかりのツリーを窓際にそっと置いた。
「これをこうして‥
後は電気を消せば綺麗か??」
立ち尽くす嬢ちゃんに笑い、戸口の照明のスイッチを落とす。
「・・・綺麗・・・」