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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
撫でたら、嬢ちゃんは何かを言いたそうに俺を見上げ、暫く迷ったようだったが口を開く。
「・・・・・
やっぱり、この間はごめんなさい‥
朔夜叔父様の事は信用しています、ただ急な事だったので‥‥あの頃を思い出してしまった、朔夜叔父様が嫌いだから暴れた訳じゃないんです」
「・・・
理由は紀永から聞いた、辛い思いをして漸く立ち直ったというのに、それを思い出させる行動をして悪かった嬢ちゃん‥
これでもかなり落ち込んでいるんだ、可愛い姪っ子に嫌われた叔父は、ちょっと悲しいだろう?」
「嫌ってなんていません、だって朔夜叔父様は私の味方だもの‥
本当は忙しいのに私の心配ばかりして、そんな朔夜叔父様を嫌える筈が無いです」
・・隣の距離・・
男性恐怖症の嬢ちゃんが。
本当に嫌いだったら、この距離はあり得ない‥
だからこれは嬢ちゃんの本音、そう俺は取る信用していると。
「忙しくても心配して動き回っているのは俺だけじゃない、嬢ちゃんは人に恵まれているんだ‥
俺や紀永、遠藤や早乙女邸の秘書達、みんな嬢ちゃんを心配しているんだよ、他にも沢山居そうだなぁ‥‥」
「・・・はい、分かってます・・・
みんな過保護なくらい心配してくれますから‥」
「分かっていれば良いさ」