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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
嬢ちゃんは窓まで行き、即席ツリーを手に持ち俺のところまで歩く。
「遠藤さんも朔夜叔父様も‥
今年はクリスマスなんて諦めていたのに‥‥ありかとう‥‥朔夜叔父様‥‥」
「・・・・・」
そう言って嬢ちゃんの取った行動は‥‥俺の頬にキス1つ‥‥
そう言えば嬢ちゃんは米国留学をしていた‥
欧米は頬のキスは親愛の証、本当に信用していると、嬢ちゃんなりの意志表示。
「・・メリークリスマス嬢ちゃん・・」
お返しに、嬢ちゃんの額にキスを1つ‥
叔父として当たり前の行動、勿論嬢ちゃんも何も言わない。
・・本当に和解した証・・
これで俺も漸く肩の荷が下りる、今度は普通に嬢ちゃんに会えるだろう。
やっぱり姪っ子は可愛がっていたいもんだ‥
嫌われたら大打撃、俺でさえ立ち直れるか分かったものじゃない。
「メリークリスマス朔夜叔父様‥
と言いたいんだけど、まだまだ仕事があるの」
「クリスマスイブくらい帰ってやったらどうだ?
待っているんだろう早乙女邸で紀永が‥」
「連絡は入れたけど待ってるとは思う‥
だけど仕事的にギリギリで、クリスマスイブだからって早く切り上げられない」
「年末だからなぁ‥
来年は数年に一度のクラスターグループ全体の査定年、今年中に収支報告を揃えたい‥
それは分かるが、倒れたら何にもならん」