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第1章 クリスマスイブの幻ｰ恋とピアノとの狭間

「・・・ええ・・・
ご無理な事をお願いして申し訳ありませんが、宜しくお願いします」


これで連絡の方はＯＫ、後の必要な物はコンビニで十分だろう‥
私だってたまにはコンビニを利用する、主に仕事が遅くなり過ぎて、夜食を買って帰るというパターンだが。


そう、今は禁煙傾向だが煙草を買いに行く時も‥
早乙女邸から出なくなり、喫煙も極端に減った、最後に吸ったのが何時だったか忘れるくらいには・・





「・・・
確かに、余計なお願いをしました」


「いえいえ、丁度１組キャンセルが入り余裕がありましたので‥
それが早乙女で使うのであれば、こちらは本望ですよ」


「そうですか‥
では有りがたく頂いて行きます」


片道１０分、ＥＡホテルで頼んだ物を頂き、本社への帰り道にあるコンビニに寄って、必要品の購入‥
クリスマスイブという事で、普段は売れないような物も品切れ寸前まで売れていた、皆考える事は同じなのだろう。



「・・これで全てですね」


購入した物をチェックし、忘れ物が無いか再確認‥
だけどこれは引かれるだろうか？


だけど本社内で飲酒は無理と判断、だから懐かしさ半分でこれにしてみた。