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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
だが遠藤が仕事以外、それも姉の話を外で持ち出すのは珍しく、更に彼女に自分の身元‥‥早乙女外戚だとハッキリと言い切った。
此奴が此処まで言うとは、やはり俺の考えで合っているのか?
関係があると??
遠藤と散々と言い合った結果、紀永と嬢ちゃんでも言い合いがある事が発覚‥
ただし仕事上、それも専門分野での言い合い、これは誰も手が出せん。
ついでにサッサと帰りたいような遠藤に、俺の虎の子のひと言。
「・・クリスマスケーキ付きでな・・
知らんと思っていたのか伊織?」
流石にこれには食い付いた、嬢ちゃんの話は遠藤の一番弱い場所‥
しっかり反撃も来るがな。
ただし、彼女に余計な勘ぐりというオマケ付き、それも指摘箇所が的確で、俺も遠藤すらも一瞬黙ってしまうほど。
女の感というのは、本当に恐ろしいな‥
逆に遠藤の方が遠回しの言い訳、知らんぞ紀永を出不精と言うとは、紀永がどれだけ行動力豊かか知っているくせにして。
「なんか大変そう早乙女って‥
凄い個性的ね?」
「「・・・・・」」
的確に当たり過ぎだろ、またもや揃って無言‥
仕方無く俺が昔話の引用で切り抜けるという、これは遠藤をからかうどころの話じゃ無い、彼女からどうやってはぐらかすになってしまっている。