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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「・・・・
クリスマスイブだと我慢しましたが、そろそろ本当に早乙女邸に戻らないとお小言が来そうです‥
では私はこれで、近い内に連絡します」
遠藤の方が強引に話を切り、今度こそ本当に控え室から出て行ってしまった。
確かに遠藤の言う通り、そろそろタイムリミット、幾ら遠藤でも日付が変わってからの帰宅は紀永が反応する。
「やれやれ‥
相変わらず可愛げの無い、あれで会長には素直なんだがな」
「凄い会話ですね早乙女社長?」
「何毎回だ‥
流石に此処までは久しぶりだが、本社で会ってもあんなもんなんだよ」
「もう少し穏やかな人かと思っていたけど、意外に違うようね」
「穏やか?遠藤が??
見た目以上に中身は激しいぞ、秘書になってからは見せないようにはしているが、意外にキレやすいんだ」
「それを見て楽しそうですね?」
「ああ、あれまで地を出すのは、今は俺1人だからな‥
果たして遠藤は気付いているのか、会長は気付いていて止めない‥‥良いストレス発散、そんな事を言っていたな」
この状態で俺の方が残され辛い辛い‥
遠藤の奴、絶対に分かっていて先に帰った、あの野郎・・