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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「・・・それで??」
どうやら彼女は、この話に興味を持ったよう‥
黙っているより話をしている方が良い。
「その女性連中は前々から目を付けられていてな、俺が会長を逃がした、そこまでは良くある話‥
普通媚薬なんぞ飲ませられたら、女性を襲ってでも媚薬の効果をどうにかしたいものだが‥‥会長は自分のマンションに帰って朝まで耐えたんだよ‥
朝電話して、自分で諫める手もあるだろうと聞いたら、それはそれで負けた気がして嫌だったと来た、結局のところ何もせず、ただ朝まで媚薬の効果に耐えたのさ、とんでもない精神力だろ?」
これは嬢ちゃんでも知らない話‥
あの紀永が、この情けない話を嬢ちゃんに話す筈も無い。
「本当に凄い人ね、早乙女会長って‥
普通媚薬には耐えられ無いわ」
「あれ以来、会長の女性嫌いは更に進んだがな、あれだけやられれば当たり前の話‥
俺だったら‥‥セフレのところにでも行って、無茶苦茶に犯していただろう」
「居るのねセフレさん?」
「さあな‥‥
今のはかなり昔の話、今だったらどうするか‥
俺も年だからなぁ」
「早乙女社長ってまだ40代でしょう?」
「生憎と50代前半だ、女性を求めてという年でも無い」
「・・・
それは分からないと思う、40代でも50代でも、誰かを求めるという気持ちはある筈よ‥
そこに年なんて関係無い」