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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「もういい‥‥
もういいんだ‥‥リュカ‥‥
リュカが悪い訳じゃ無い‥‥」
「‥‥私‥‥私っ!」
翡翠色で流す涙は、なんて純粋で綺麗なんだろうか‥
彼女は遠藤に純粋に恋していた、ただ少し遠藤の方が、自分の恋しい女性に出逢うのが早かっただけの話。
「もういい‥‥何も考えない‥‥
大丈夫だ‥‥世の中男なんて沢山居る、少し気持ちの整理が付いたら、また新しい道を歩け‥‥
リュカなら‥‥すぐに良い男に出逢える、俺からの助言だ一応聞いておけ」
「早乙女‥‥社長‥‥」
「良い女なんだから、自信を持て‥‥
国内ハーフは沢山居る、その全員が独身か?
違うだろ、ハーフにはハーフの良いところがある、早くそれに気付いて欲しい」
髪を撫でながら、年上としての少しの助言‥
道が違う彼女に、俺はその程度しかしてやれん。
「ずっと‥‥ずっとハーフである事に負い目を感じていた‥‥
函館は広そうで狭い、私みたいな目立つハーフは‥‥なかなか受け入れて貰えない‥‥だから嬉しかったのかも知れない‥‥ハーフでも関係ないと言われた事に‥‥」
「そうか‥‥
俺もあまり気にならん、ハーフで何が悪い?
国際化の世の中、血が混じって普通なんだ、だから周りなど気にするな、自分の生きたいように生きるのが一番、それがリュカの道なんだ」