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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「こんな時まで??」
「はぐらかすのと、場を和ませるのが上手いのね」
「・・・
見抜かれていたのか‥
少し休んだ方が良いと思って話を振って見たんだが、リュカは良い感を持っている」
「そうなのかしら?」
「ああ、ピアニストより違う職業の方が合いそうなほど‥」
「例えばどんな?」
抱き締め、ぬくもりを感じながらの少しの話‥
焦る気もがっつく気も無い、夜はまだまだ長いんだ、こんな休み休みもまた面白い。
「そうだなぁ‥‥
人を見抜く目と感、営業や秘書‥‥経営者ってのもあるが、あれは別の資質が必要‥
秘書だったら俺が離さないな、有能な女性は好きだ」
「少し違うような‥
でも朔夜の秘書は魅力的ね?」
「今の俺の秘書は男でな‥
クラスター社自体が男性秘書が多いとも言うか、ゲスな勘ぐりを避ける為に男性秘書推奨、これも会長の考えの1つ」
「よく言うわね、女性秘書は接待役って‥」
「そう勘違いされるし、実際にそんな会社もある‥
俺にすれば糞ったれと、腹の内で思ってやり過ごすのが常」
過去の官官接待ような、酒や女や金に塗れた汚い接待‥
これは代表例だが、民間だってこの風潮はある、俺や紀永が好きでは無い世界。
だからといって完全には断り切れん、そんな時ははぐらかしやり過ごすのみ。