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わざとの嫉妬、それからの・・・
第1章 熟女・飯島亜紀子を想う
「そう。最後にチョットだけ触らせて。何もしないなんてやっぱりムリ」

女の手がまだ膨らみが治まりきっていないスラックスの前に伸びてきて、触られ、さすられた。

そして「ウフッ」と見上げられて、子供のような笑顔を見せられる。

「じゃあ、お互いに相手を見せ合いっこしましょう」

「そうだな」

女はノリ気だが、男は自分の言い出した事を後悔し、腹の中で(そんなことできっこない)とたかをくくって自分の気持ちを静めた。

「だいじょうぶ?」

「大丈夫だよ。じゃあ、帰る」

「はい。気をつけてね。おやすみなさい」

「おやすみ」

玄関まで女に見送られて、男は夜の道を駅に向かって歩き出した。
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