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第7章 同僚達と

それで早く終わらないかなと飲みをやり過ごしていると、岡本の携帯に奥さんから電話が入って騒がしい店の外に出て行くと、土井もトイレに立ってテーブルには飯島と二人だけになった。

すると熟女が前のめりに近づけてきた顔を大げさに笑わせて「楽しいわね」と言ってきたを、「ああっ、そうだね」と気持ちの入ってない声で答えた。

「そんな顔しないの。大丈夫よ、触られてないから」

見抜かれていたかと恥ずかしくなって、スッと目線をそらせて、そしてまた女のことを見た。

「あなたは逃げてないで触ってあげたら？土井さん、積極的よ」

「いいよ、そんなの」