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わざとの嫉妬、それからの・・・
第8章 二人で自慰をして
「て言うか、私だけが好きでしょう、木戸君。女の自信過剰かもしれないけど、分かるのよね、他の人といる時と私と話すときの木戸君の違いが。それで、あっ、この人私のことだけが好きなんだと」

こうもはっきり内心を言い当てられると、相手が年上だけにもう男は薄笑いを浮かべるだけだった。

「愛情と体は別もの。そんなの分かってるわ。私もきれいに生きてきたわけじゃないから。あなたがいてくれても、別に彼氏がいるんだから」

「それはこっちも同じだよ」

「うん、私たち、素直なカップルよね」

なにが素直なのか、男には理解できなかったが曖昧に頷いて残りの水を飲み干した。
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