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わざとの嫉妬、それからの・・・
第8章 二人で自慰をして
そして冗談のつもりで女の胸に左手を伸ばして、その膨らみを指を使って小刻みに握るように揉んだ。

男はいつもより深く指が沈むその手ごたえと押し返してくる弾力に何か違うなと感じたが、すぐにそんなことは忘れて「やっぱり、飯島さんのがいいからね」と言った。

「あん!」とか「いやぁん」とか声を上げて機嫌よく嫌がられると思ったが、熟女の反応は違っていた。

触られるままにいて、それどころか触っている男の手に自らの手を重ねて乳房の上で丸く円を描かせると、その顔は瞬く間に瞼を赤く上気させて頬もトロつかせ、そしてテーブルの下では先程の居酒屋の時のように足を擦り合わせてきた。

あの時とは違って今は靴を履いてないから、一日穿いていた互いのストッキングと靴下を通して蒸れた温かさが直に伝わってきて、その不快な温もりがかえってイヤラシさを増徴させてきた。
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