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わざとの嫉妬、それからの・・・
第10章 欲情する尾行
「えっ?」
「いやぁ、入って来る時に、ココから出てきた男と女の人がエレベーターに乗って上へ行ったから何かあるのかなって。看板はこのお店のものしか出てなかったんでね」
それを聞いてマスターは「ぁああ」と仕方がないなといった笑い方をしてから、「お客さんもあそこが目当てで?」と逆に質問をされた。
それに対して「いえ・・・」とまず否定の言葉が出たが、ここにはもう来ることもないなとそれを思いとどまって、「知り合いにいい店があるって誘われたんですけど、それは断って後をつけてきたらココに来たんですよ」と正直に打ち明けた。
それを聞いてメガネを掛けた奥の目がこちらと隣の飯島亜紀子のことを図るように見た後でフッと弛むと、「お客さんの思われているような所ですよ、たぶん」と言った。
「いやぁ、入って来る時に、ココから出てきた男と女の人がエレベーターに乗って上へ行ったから何かあるのかなって。看板はこのお店のものしか出てなかったんでね」
それを聞いてマスターは「ぁああ」と仕方がないなといった笑い方をしてから、「お客さんもあそこが目当てで?」と逆に質問をされた。
それに対して「いえ・・・」とまず否定の言葉が出たが、ここにはもう来ることもないなとそれを思いとどまって、「知り合いにいい店があるって誘われたんですけど、それは断って後をつけてきたらココに来たんですよ」と正直に打ち明けた。
それを聞いてメガネを掛けた奥の目がこちらと隣の飯島亜紀子のことを図るように見た後でフッと弛むと、「お客さんの思われているような所ですよ、たぶん」と言った。