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君を孕ませたい
第11章 新しい生活
振り返ると、自転車を押しながら歩く隣の席の関口君がいて、
今帰り?と尋ねられ、私はそれに、うん、と短く答えた。
「立花の家、この近くなの?」
進行方向が同じなのだろう。
私が進む速度に合わせるかのようにゆっくり共に歩き出す。
「うん、歩いて10分くらい」
今日は色んな人に話し掛けられるなぁ・・
そんなことを思いながら関口君と少し距離を取りながら帰り道を進む。
「学校慣れた?」
「歩いて学校来てるの?」
「俺ん家チャリで15分位なんだ」
私は人見知りが発動してしまって上手く返せなかったけれど、関口君が上手く話しを繋いでくれたお陰で気まずさは残らず会話をすることが出来た。
「それじゃあ俺こっちだから」
そう告げる関口君と別れ、
私は少し胸を弾ませながら誰もいない家へと帰宅した。
(今日の学校は楽しかった。こうやって少しずつ慣れていけると良いな)
新しい学校に慣れることが出来るか不安ばかりだったけれど、なんとかやっていけそう、そんな予感で心が晴れやかになっていくのを感じた。
今帰り?と尋ねられ、私はそれに、うん、と短く答えた。
「立花の家、この近くなの?」
進行方向が同じなのだろう。
私が進む速度に合わせるかのようにゆっくり共に歩き出す。
「うん、歩いて10分くらい」
今日は色んな人に話し掛けられるなぁ・・
そんなことを思いながら関口君と少し距離を取りながら帰り道を進む。
「学校慣れた?」
「歩いて学校来てるの?」
「俺ん家チャリで15分位なんだ」
私は人見知りが発動してしまって上手く返せなかったけれど、関口君が上手く話しを繋いでくれたお陰で気まずさは残らず会話をすることが出来た。
「それじゃあ俺こっちだから」
そう告げる関口君と別れ、
私は少し胸を弾ませながら誰もいない家へと帰宅した。
(今日の学校は楽しかった。こうやって少しずつ慣れていけると良いな)
新しい学校に慣れることが出来るか不安ばかりだったけれど、なんとかやっていけそう、そんな予感で心が晴れやかになっていくのを感じた。