この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君を孕ませたい
第11章 新しい生活
「そんなに嫌いな物はないけど、椎茸だけは苦手かな」

「どちらかと言うと魚より肉の方が好んで食べるかも」

「会社で済ませることもあるから、毎日は作らなくて良いからね」

そんな会話をしながら幾つか食材を買って、他に必要な日用品なんかも買い足して、翼さんの運転する車で家に着いたのは午後の1時を回った頃だった。



昼食や夕食を作るつもりでいた私に、週末は実咲を堪能するって決めているから買って帰ろう、とテイクアウトのピザやらパスタやらも買い込んで、昼食はそれで済ませた。



「翼さんが観たいって言っていた映画、もう配信されてますよ」

私がそう話したからか、昼食後はシアタールームで映画を観ることになった。人気シリーズものの続編で、既に前作を見終えた私もそれが楽しみで仕方なかった。



先にシアタールームに入っている翼さんに遅れて私もソファに座ろうとすると、こっちだよ、と言って翼さんの膝の間に引き寄せられ、後ろから抱き抱えられるように太ももに挟まれる。



翼さんの胸に背中を預け、
少しの緊張感と、
寄り添えた嬉しさで心が高鳴る。



寝転がれるほどの奥行きのあるカウチソファに深く沈み込むように体重を預け、ぴったりと密着する。



(ドキドキして集中できないよ・・)

翼さんの笑った息を顔に感じるたび、
無造作に置いたペットボトルを取ろうと動いたその腕に、
水をごくりと飲み干すその微かな音に、
私はドキドキしっぱなしで、映画の内容なんて半分も入ってこなかった。



/156ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ