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君を孕ませたい
第1章 被っていた仮面
「ここが君の部屋。それほど広くないけど我慢してね。一応奥にシャワールームとトイレはあるんだけど、浴槽はないから基本的にはタイミングをずらして1階のバスルームを使うと良いよ」
祖父の住む邸宅から歩いて2分、距離にして200メートル程の距離にある自分の家に案内する。この家は以前、両親が建てたものだが住む事なく海外に拠点を移す事となり、今は俺が1人で住んでいる。
12畳程の広さの部屋にダブルサイズのベッドと机、備え付けの大きなクローゼット、それにシャワールームとトイレ。
ちょっとしたホテルのような客室をあてがう。
「こんな広い部屋・・ありがとうございます」
キョロキョロと感激したように部屋中を見渡す。
「俺の部屋は斜め向かいだから、何かあったらいつでもおいで。じいちゃんがいる本邸とはそこの電話で内線が繋がっているから用事があればすぐに話せるから」
「はいっ」
「そういえば聞いてなかったけど高校はどこの学校?」
「あ・・地元の公立に通っていたんですけど・・おじいさんがここから通える学校をいくつか紹介してくれて・・夏休み明けから一番近い公立高校に通える事になりました」
「ああ、もしかして拓洋高校?」
「はいっ。歩いても通えるし、2年生からは専門科目で資格も取れるみたいだから就職にも有利かなって」
「そうなんだ。2学期は9月から?」
「確か・・8月の下旬からだったと思います」
「そう。そしたら夏休みのうちに少し家具とか揃えよう。この部屋誰も使ったことないからテレビもないし、ベッドのシーツだって実咲ちゃん位の女の子にはシックすぎる柄だよね」
「そんなっ、もう充分です。後は自分でバイトとかして買いますから大丈夫です」
「実咲ちゃんは俺のお世話係でしょ?バイトしてたらお世話して欲しい時にいないんじゃない?」
「・・そっか!すみませんっ」
「良いじゃん。俺に用意させてよ。妹が出来たみたいで嬉しいんだ」
頭をぽんと撫でると照れくさそうに俯いてぽつりとお礼を言ったのが聞こえた。
祖父の住む邸宅から歩いて2分、距離にして200メートル程の距離にある自分の家に案内する。この家は以前、両親が建てたものだが住む事なく海外に拠点を移す事となり、今は俺が1人で住んでいる。
12畳程の広さの部屋にダブルサイズのベッドと机、備え付けの大きなクローゼット、それにシャワールームとトイレ。
ちょっとしたホテルのような客室をあてがう。
「こんな広い部屋・・ありがとうございます」
キョロキョロと感激したように部屋中を見渡す。
「俺の部屋は斜め向かいだから、何かあったらいつでもおいで。じいちゃんがいる本邸とはそこの電話で内線が繋がっているから用事があればすぐに話せるから」
「はいっ」
「そういえば聞いてなかったけど高校はどこの学校?」
「あ・・地元の公立に通っていたんですけど・・おじいさんがここから通える学校をいくつか紹介してくれて・・夏休み明けから一番近い公立高校に通える事になりました」
「ああ、もしかして拓洋高校?」
「はいっ。歩いても通えるし、2年生からは専門科目で資格も取れるみたいだから就職にも有利かなって」
「そうなんだ。2学期は9月から?」
「確か・・8月の下旬からだったと思います」
「そう。そしたら夏休みのうちに少し家具とか揃えよう。この部屋誰も使ったことないからテレビもないし、ベッドのシーツだって実咲ちゃん位の女の子にはシックすぎる柄だよね」
「そんなっ、もう充分です。後は自分でバイトとかして買いますから大丈夫です」
「実咲ちゃんは俺のお世話係でしょ?バイトしてたらお世話して欲しい時にいないんじゃない?」
「・・そっか!すみませんっ」
「良いじゃん。俺に用意させてよ。妹が出来たみたいで嬉しいんだ」
頭をぽんと撫でると照れくさそうに俯いてぽつりとお礼を言ったのが聞こえた。