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君を孕ませたい
第4章 戸惑う気持ち、ときめく心
私が髪を乾かしてからリビングへと行くと、既にダイニングテーブルの上には翼さんが作ってくれた朝食が並べられていた。



私が美味しいと言ったからなのだろうが、朝食には必ずフレンチトーストを作ってくれて、そんな小さな事を嬉しく思う自分がなんだかくすぐったい。



この休暇中、翼さんはずっと食事の支度をしてくれて、私が片付けをしようとしてもそれすらもやらせてはもらえなかった。



ご飯を食べて、会話をしながらソファで寛いで、シアタールームで映画を見たり・・・それ以外の時間はほとんど翼さんに抱かれていて、度重なる絶頂でぐったりとして眠り、目が覚めたら同じ事の繰り返し。この1週間はずっとそんな生活だった。



今だって・・・
後片付けを終えた翼さんがソファで寛ぐ私の隣に座ってきて、私を引き寄せ肩にもたれ掛けさせる。

(またするのかな・・そういえば一昨日はこのソファでも抱かれたな・・)

そんな事を思い、観ていたテレビから視線を落とす。



「実咲・・」

耳元で囁かれながら首筋にキスをされ、そのまま抱きしめられる。



(やっぱりするんだ・・)

暗然な気持ちを感じつつも優しく振れる唇にお腹の奥がきゅんと疼くのを感じてしまう。



落とした視線の先に見える翼さんのものはほんの少し体積を増し、その先端が上を向き始めている。



何度見ても慣れないそれから視線を逸らすが、それに貫かれる快感を知ってしまった私は燻る思いを悟られぬよう、ごくりとほんの小さく息を呑む。







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